『 雰囲気 』は”ふいんき”ではなく”ふんいき”である

読み間違いが多い漢字
漢字を見れば、読み方は歴然であるにもかかわらず『 雰囲気 』。
なぜか話すときには ” ふいんき ” とおっしゃる方が多いです。正しくは ” ふんいき ” 。
特に最近はスマホ等の予測変換により、”誤った文字”でもある程度正しく変換して表示してくれます。
これを入力ミスしているという認識がある上で利用しているのであれば問題ないのですが、勝手に正しく変換してくれているので、自分が誤った表現を使用していることに気づけない方が多いようです。
別にトリビアではないですが、間違えている方の為に、リマインド的な感覚でこの記事は書きました(笑)
他にも間違えやすい日本語等についても今後書いていこうかなと思います(=゚ω゚)ノん
話は逸れますが、伝えたいこと
日本語が失われる危険性
現在、予測変換などに使われている機械学習機能やAIの分野において、日本人が主体となって開発されているものはあまりありません。
というかWeb系自体、英語圏のような広い範囲は積極的に開発されますが、日本のような狭いシェアしかない土地はあまり重要視されていないのです。
その為、最近の予測変換は非常に厄介なものになっています。
日本語に聡い方が開発に携わっていないのか、少なくとも非常に誤変換が多いのです。
こちらが想定している正しい日本語を誤った日本語の使い方や漢字に変換されてしまう。
しかし、理解している人間には”これは誤変換だ”とわかりますが、あまり勉学に励まれてこなかった方だと、むしろ変換機能で変換されているものが正しいと思ってしまうのではないでしょうか?
それが続いてしまえば、自ずと日本語における正しい表現がわからなくなり、日本語は消えてしまうかもしれません。
なので、普段から言葉を正しく使うことを意識しましょう。
だけど曖昧さも魅力ではある
これは私の尊敬している方がおっしゃっていた言葉ですが、
【言葉に『正しい』や『間違い』を定義することはナンセンス 】
だそうです。
どういうことかといいますと、言葉とは相手に意思を伝達するツールでしかないので、伝わるならそれでいい。
さらに言葉とは歴史や文化の中で絶えず変化してきたものである。
例えば若者が若者にしか伝わらない言葉を使用して、コミュニケーションをとっていたとします。
それでも当事者間では意思の伝達が行えているので、言葉といって差し支えない。いうなれば新しい単語や表現が生れただけに過ぎず、その言葉を知らない古い世代の者が無知ゆえにその言葉を間違いだと決めつけている。
そのことを認めないのであれば、我々は古代の言葉で話していなくてはならない。 現代の日本語は9割以上『間違い』という事になる。
なんとも感慨深いお話でした✨
私はその方を尊敬していますが、しかし現代の日本語も残ってほしいと考えています。
変化するのは必然です。しかし、文化を守りたいと思う人の心も必然。
思想って難しいものですね💦