日本の カップラーメン には「上級」と「標準」という ランク がある

カップラーメン
akizouさんによる写真ACからの写真

「上級」と「標準」の違いってなに?

実は、農林水産省が発行している「JAS即席めん類規格」により、しっかりとランク分けされているのです!
その分類方法は以下のようになっています。

  • 「上級」・・・“かやく"の量が、麺の重量の15%以上である。
  • 「標準」・・・“かやく"の量が、麺の重量の6%以上、15%未満である。

かやくの量が6%未満のものはJASでは認めていない

鳥火あねこ

ちなみに「 JAS 」っていうのは「日本農林規格」の略です。
「 JASマーク 」には「市販の食品などの品質を保障している」という意味がありますよ✨
「 JASマーク 」がついていると安心だね☆

どうやって調べてるの?

日本即席食品工業協会が1年に1度JASの認定工場を視察しています。
さらに、市場から商品を実際に買い、かやくの量を調査しているんだそうです!
かやくの重さは乾燥したものはそのままの重さで測定し、レトルト状などの水分を含むものは水気を抜いて乾燥させた重さで測定するという割と厳しい審査をするようですね。
生めんタイプは審査を通るのがなかなか大変そうな気がしますね💦

ランク分けの廃止(2009年)

しかし実はこのランク制度、2009年に廃止され、パッケージからも「上級」「標準」の表示が無くなりました
2019年現在では JASマーク のみの表示となっています。
廃止となった理由については、『製品が多様化し、それにより具も多様化したため、かならずしも具の量が品質を表すわけではなくなり、従来の基準では等級を判断できない為』という事みたいです。

分からなくはないけれど、他に基準を設けるとかした方が良いのでは?と思ってしまうのは私だけかな?(笑)

Tips

  • 特になし。