手術用ゴム手袋は看護婦を想う医者の恋心から生まれた

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Ionas NicolaeによるPixabayからの画像

手術用ゴム手袋は看護婦を想う医者の恋心から生まれた

現在では、手術の際の患者からの感染症予防の為に着用が当たり前となっている手術用ゴム手袋ですが、開発された目的は実は少し事情が違うようです。

ウィリアム・ハルステッド

手術用のゴム手袋を考案したのは、アメリカの医者「ウィリアム・ハルステッド」という人物。
彼は、同じ病院に勤めていた「キャロライン・ハンプトン」という女性に恋心を抱いていました。

彼女への想い

1890年当時は、外科手術などはすべて素手で施術していた為、医者や看護師はみな強い消毒液で手を洗浄しており、皮膚が弱かったハンプトンさんの手はひどい炎症を起こしていました。
その様子を見ていたウィリアムは、ハンプトンの手が傷つかない方法を考えていました。そこで思いついたのが、薄いゴム製の手袋だったそうです。
そうして出来たその1組のゴム手袋を、『自分の手をこれで守ってほしい』と彼女へプレゼントしました。
ほどなくして、ウィリアムとハンプトンは交際し、めでたく結婚にまで至りました。

Tips

  • 後に感染症予防に効果が高いことが判明し、現在のように普及しました。
当時のトリビアの泉をYouTubeで見つけたので、リンクを貼っておきます。