ラムネの中に入っているのは ビー玉 ではなく、 エー玉
ビー玉 じゃないの?
実は ラムネの中に入っているのは ビー玉 ではなく、 エー玉 と呼ばれるものなんだそうです。
いったいどういう事なのか、さっそく確認していきましょう。
そもそも ビー玉 とは何か
ビー玉 といえば、子供の頃遊んだことがある人も多い(今の子たちは少ない?)、ガラスでできた玉です。
日本国語大辞典や広辞苑などでは、ポルトガル語でガラスを意味するビードロ( vidro )の玉、つまり”ビードロ玉”が語源であるとしています。
俗説としての ビー玉
一般的にはビー玉はビードロ玉が語源であることは上で説明した通りですが、俗説があるのです。
それは、戦後の大阪でガラス玉を製作していたある会社で使われた言葉が語源であるという説です。
その会社ではラムネの栓として作られたガラス玉のうち、形が綺麗なものをA玉( エー玉 )、栓をすることが出来ないようないびつなものをB玉( ビー玉 )として等級を区別しており、いびつなガラス玉( ビー玉 )は子供用の遊び道具として転用したことで、 ビー玉 という呼称が広まった。
というものなんです!
俗説への否定的な意見も
ラムネメーカーの倉敷鉱泉は、玉に多少のゆがみ・傷があってもビンの口ゴムで問題なく密閉されること、明治から昭和初期の技術で検品は難しいであろうことから「A玉・B玉」の等級の存在自体に否定的な立場を取っている。倉敷鉱泉は大正13年創業のビー玉製造会社「日本特殊硝子球工業株式会社」が自社製品を「ビードロ玉」と呼んでいたとされることから「ビードロ玉」を語源と考えている。
引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
実はB玉なんてない?
もしA玉、B玉の説が本当だとして考えてみると、私は子供のころからA玉しか見たことがないのかもしれません。
遊び道具として売っていた ビー玉 もとても綺麗な球体でしたから、本当のB玉を見たことが無かったという事になりますね。 (; ・`д・´) ビックリだ!!
Tips
- ラムネはレモネードが訛った和製英語。
- ラムネの ビー玉 はラムネの蓋代わりとして入っている。
- 2019年現在、日本で唯一のビー玉製造会社である松野工業も、俗説にある会社の噂を聞き、 ビー玉 と呼ぶようになった。