『面白い』という言葉があるが、『面黒い』という言葉もある
『面黒い』ってどういう意味なの?
日本人でも意外と知らない「 面黒い (おもくろい)」という言葉。
いったいどういう意味を持つのでしょうか?
私が考える可能性としては以下の2つかなと思います。
- 単に「面白い」の反対だから ”面白くない” を意味している。
- ”面(つら)” が ”黒い” わけですから、”顔が汚れている” や ”顔面が黒い” などの意味でつかわれる。
はたしてどちらが正解か
実は『面黒い』という言葉には、まったく異なる2つの意味があります。
それは、上記の1の様に「面白い」の反対で「面白くない」という意味です。
そしてもう一つは、「面白い」と同様の意味でつかわれていたようです。
どういうことかというと、それは江戸時代まで遡ります。
近世江戸の職人たちが、「面白い」の”白”を”黒”に変えて「面黒い」という言葉を洒落た言葉として使用していました。 つまり「面白い」という言葉を洒落させただけなので、意味は同じだったんですね。
ちなみに、俳句や川柳でつかわれたのは、反対の「面白くない」という意味でした。
もし飲み会でめんどくさい上司に絡まれた時は、
是非「〇〇さんって面黒いですね~」って言ってやりましょう!!
どちらの意味もあるので、あとからいくらでも言い訳可能です!!
Tips
- 京都とかでは嫌味として使い易そうです。