「巨人の星」の星一徹は昔雑誌の中で人生相談のコーナーを持っていた
星一徹ってどんなキャラなの?
星一徹とは野球漫画「巨人の星」の主人公である星飛雄馬の父親。
そして息子への愛故に、飛雄馬に対して厳しい特訓や教育を行う厳格なキャラクターである。
作中ではTHE・スポコンコーチというに相応しい、常軌を逸したトレーニング方法や理不尽さを披露している。
人生相談コーナーがあったって本当?

答えは”YES”です。
星一徹は実際にマンガ雑誌「週刊少年マガジン(1969年)」の中で、人生相談コーナーをしていました。
その名前とは・・・・?!
星一徹のモーレツ人生相談

さすが星一徹という感じですね。モーレツという言葉がぴったりだと思います。
猛烈をカタカナ表記するのは、当時の流行りのようなものでしょうか(笑)
実際どのような相談が来ていたのでしょうか?
また、星一徹さんがどのように解答していたのでしょうか?
いくつか相談を見てみましょう。
相談者①:東京都 山木 有 小6 (当時)
僕は近くの区立中学に行きたいのですが、母がある有名な私立大学の付属中学へ行かせるのだというのです。
僕はみんなと一緒にふつうの中学校に行きたいのです。
母に何といえばよいでしょうか。
星一徹の解答
くだらん!
そもそも、君のおかあさんは、いやしくも、学校を女の子の通う美容院とでも間違えておられるのではないか?
素顔の目鼻が、まだ一人前でないのに、べたべた親の虚栄心という、おしろいをぬりたくってみぃ。
できあがるのは上品どころか下品きわまる、おばけの顔じゃよ。
わが子を、根性なしのこんにゃくおばけにしたくなければ、おやめなさいと、おかあさんにいいたまえ!
相談者②:熊本県 池田 礼人 小5 (当時)
ぼくは、クラスのふみ子が大すきだ。
すきだなんていえないし、ぎゃくに、いたずらばかりしてしまう。
いつも、あとで、どうしてあんなことをしたのか、いやになって、自分をぶんなぐりたくなる。
星一徹の解答
問答無用、げんこつをみまってやる。
ふみ子ちゃんにいやがらせをしたと聞いたら三発。
すきだなどと告白してみぃ。 倍の六発じゃ。
小学5年のぶんざいで、なにをぬかすか。
このおませの、おっちょこちょいめ。
男の子の世界では強く、すきな女の子には、はにかみやでよし。
そういう男に成長することが、すなわち基本なのじゃよ。
これはなかなか辛辣ですね~(笑)
なんというか独自の理論が過ぎて、正直もうわからないですw
質問した方々はもう大人でしょうけれど、当時この解答を拝したときに、どのように感じたか気になりますね!
Tips
- 星一徹が叱り、励まし、教訓を交えて答えてくれるコーナー。
- 見開き2ページのコーナーだった。
- 文責は「巨人の星」原作担当の梶原一騎さん。
- 他にも「ガキ大将にいじめられている」という相談には「噛みついてやれ!敵は歯からばい菌が入り、病院通いじゃ!」と一徹らしい解答をしていた。