「冷たい」は「爪が痛い」を短くした言葉

YakkoさんによるイラストACからのイラスト

『冷たい』は略語だった!?

この事実は、約100万語の古語が収録されている『角川古語大辞典』に記載されています。
角川古語大辞典に記載されている内容を要約すると

『”冷たし”は”爪痛し”のつづまった(短くした)言葉』

と明記されています。

言われてみれば

言われてみれば、足の小指をぶつけたときの痛みは冷たさに似た感覚な気がします!
確か温度を感じる神経(温度覚)と痛みを感じる神経(痛覚)は伝導路が同じだという話もありますね。
そう考えると、なんとなく当たり前のように感じてしまいますね(笑)
ちなみに、温痛覚に関する”なぜ?”は京都大学の研究で解明されそうです。
(京都大学HPへのリンクは➡こちら
※当HPとは無関係ですが、まぁ、気になる人用です(笑)

語源

昔、氷水に指を突っ込んだ人が「爪痛し!」と叫んだそうで(←そんなやついるか?笑)、それがきっかけで、「爪痛し」は身体の一部分が痛い場合に使われるようになったそうです。
そして時を経て「爪痛し」⇒「冷たし」へと変化したと言われています。

Tips

  • 平安時代、清少納言の「枕草子」の文中にはすでに「つめたし」と書かれていた。(つまり1000年以上前には変化を遂げていたと思われる)
当時のトリビアの泉をYouTubeで見つけたので、リンクを貼っておきます。