「ボイコット」という言葉はボイコットされた人の名前

最近、よく耳にする言葉 ”ボイコット”
2019年現在、韓国(Korea)による”日本ボイコット”や”日本製品ボイコット”など、TVやネットのニュース等でよく見かけますよね。
いわゆる不買運動というやつです。
さて、そもそも「ボイコット」とはどういう意味でつかわれているのでしょうか。
知ったつもりにならないで、おさらいしてみましょう。
ボイコットの意味 おさらい
Wikipediaによると、下記のように説明されています。
引用元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ボイコット(英: boycott)は、ある集団が自分たちの考えや要求を実現させる目的で特定の相手に不買、拒否、排斥などを行うこと。
イギリスの軍人で土地差配人のチャールズ・ボイコット(英語版)大尉(1832~1897)の名に由来する。彼はアイルランドの小作人を過酷に扱ったため、1880年に彼らが結成した土地改革同盟から排斥された[1]。
おっと、うっかり由来までしっかり記載されていましたね(笑)
まぁ由来はいったん置いといて、ボイコットという言葉を簡単に説明すると、
「自分たちの要求実現の為に、数による力で特定の相手を社会的に追い込むような行為」といったところですかね。
革命か暴動か
この形式が良いことに使われれば”革命”ですが、悪いことに使われれば”暴動”です。
そして、どんなことにも多角的見方があるので、どちらも絶対的に正義だとすることは難しいでしょう。 そのため、ボイコットという言葉を使用するのだと思います。
ボイコットしている側にとっては正義(革命)であり、ボイコットされた側にとっては不義(暴動)だということです。
由来の詳細
19世紀後半のこと、『チャールズ・カニンガム・ボイコット』という人物がその人である。
ボイコットは農民に土地を貸し出し、法外な借地代を支払わせ、私腹を肥やしていた。
そんななか、1880年に伝染病によりジャガイモが不作となり、農民たちは収入が急激に落ち込んだ。
その為、農民たちはボイコットに借地代を下げてもらえるように嘆願した。
しかしボイコットはその要求を拒否し、さらには農民たちから貸している土地を回収しようとした。
それがきっかけとなり、農民たちは町中の人々と団結。
その結果、ボイコットは町で買い物もできず、郵便物も届かず、召使いも出て行ってしまい、村八分状態となり、町を出ることを余儀なくされた。
Tips
- ボイコット氏の畑の収穫を手伝わず、彼の畑から獲れた農作物は誰も買わなくなった。
- これ以降、「ボイコット」という言葉は「隣人と示し合わせ、特定の人との付き合いを拒否する」などの意味で流行語として広まった。
- やられた側にも原因はあるが、とどのつまりは『いじめ』である。
- 現代でも似たような話はたくさんある。